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カバのモモちゃん

2009年08月21日スタッフ

長崎バイオパークに初めて行ってきました。とても広くて普通の動物園より、動物をみじかで見ることができ、触れる動物もたくさんいます。

ここには、日本で初めて人工飼育で育ったモモちゃんがいます。普通カバは水中で出産するのですが、平成6年3月6日モモが生まれた日は寒くてモモの母ノンノンが水中で生まなくて、陸上で生んでしまいました。
水中で生むと浮力があって自由に動くことができて、すぐに母乳を飲むことができるのですが32kgもあるモモは動くことができなくて、弱ってしまったので人間の手によって育てられました。

無事に育ったモモは泳ぐことができず、飼育員によって泳ぎを教えられてやっと水中で泳ぐことができるようになりました。
それでも、普通のカバのように泳ぎは下手だそうです。(「泳げないカバ」という絵本もあります。まるで、人間の赤ちゃんを育てるように愛情深く飼育員の方々が、育てた様子がわかります。)

その後、モモは3頭のかばを生み、1頭目の「ももたろう」は中国の動物園、2頭目の「ゆめ」富士サファリパークで育てられています。

写真は、モモと今年うまれた龍馬君です。声をかけると耳をぱたぱたと動かしてかわいいです。

(助産師　主任　吉田　由美)