子育て“大切なお守り”
2011年03月08日 スタッフ
三寒四温、少しずつ寒さが緩み春を感じる嬉しい季節ですね。
先日、北九州少年サポートセンターの安永智美さんのお話を聞く機会がありました。
少年非行などの相談や立ち直りの支援・講演活動をされている方です。
『問題行動の根っこ?大切なお守り』というテーマで、子どもの万引き・暴力・性非行や自虐行為の事例や、これまでに関わってきた子どもとその親たちを通して感じたことなどを話されました。
“問題行動の根っこ”は子どもが成長過程で癒されないまま溜められてきた“怒りや悲しみ”であるとのこと。
寂しさを訴えているのに、「甘えるな、我慢しなさい!」
不安を訴えているのに「なにが不満?ふてくされるな!」とSOSをはねつけていませんか?と…
また、例えば万引きについてです。
仲間から万引きを強要されて、万引きをしてしまう子もいれば、万引きをせずに踏みとどまれる子もいます。
その違いは何なのでしょうか?踏みとどまる子は『自分の中に大切なお守り』がある子だそうです。
『自分の中の大切なお守り』とは?
自分は親に愛されている。大切な存在なんだ。お母さんやお父さんを悲しませたくないから…(万引きなんかしないよ!)。ということ。
こんな自尊の心があれば踏みとどまれる。
わが子にも『お守り』を持たせてあげたいものですよね。
多くの親が子どものためになると思って、日々考え工夫しながら子育てをしていると思いますが、なかなか思ったように行かないこともたくさんありますよね。
思春期の子を持つママも多く、涙しながら聴いている方もたくさんいらっしゃいました。きっと、辛いな?と思う時があるのは私だけじゃないなと思って安心しました。(^?^)
叱り方、ほめ方のお話もありました。
叱る時は叩くより抱きしめて、「?しちゃダメ」の言葉を「?したらママは悲しいよ」(i_i)に変えてみましょう。ほめる時は、「?してくれてママは嬉しいよ、ありがとう。」と自分の気持ちを伝えましょう。とのこと。
生まれてきてくれてありがとう。
あなたが大好きだよ。
あなたは大切な宝物だよ。という気持ちと言葉を添えましょうね。
(写真は、長男が作ったシルクフラワーです
子育て=親育ち中です。(助産師 佐藤順子)
Other diaries
その外のおはなしも、是非お読みください。
Mission
みちおかレディースクリニックは
出産を通じて一生の付きあいが生まれる
お母さんと赤ちゃんの第2の家を
目指しています
「病院(ホスピタル)」の語源は「ホテル」と同じ「ホスピス(宿)」と言われています。
だからこそ、私達は物心両面で、みなさまの出産、育児のサポートを行い、人のぬくもりを感じる家でありたいと思っています。