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『星を守る犬』

2010年10月08日 スタッフ

2010100701 こんにちは!
以前、このブログでも書かせてもらったのですが、わが家にはネコが3匹います。
どのネコもそれぞれ全然違う性格で、一番上は甘えん坊でときどきヒステリック、真ん中は引っ込み思案、一番下は天真爛漫…と、ホントに全然違う個性を発揮しています。

そんな3匹なのですが、それでも共通する点があります。
それは飼い主である私に絶対的な信頼を寄せてきて、他の二匹の隙をみては、なんとか私に甘えようとするところです。その点は、可愛いらしくもあり、夏場だと暑苦しくもあります。

話は変わって、息子が「星守る犬」というマンガを持って帰ってきました。
このマンガは「犬好きは絶対に号泣」と言われているマンガらしく、どんなもんかと私も読んでみたのですが…ネコ好きの私も号泣でした。

内容は、飼い主であるお父さんと犬のラッキーが、車に乗り2人(1人と1匹)で旅をする話です。
病を得て職も失い、離婚して家族も失い、わずかな手元に残ったお金で、ラッキーと故郷にむかうのですが、途中で朽ち果てたお父さんを信じ、お父さんを健気に守ろうとするラッキーの悪意のない献身的な姿は、もう涙なくては読めません。真面目で普通で、ちょっとだけ、めまぐるしい時代に適応しにくい人が、生きるのをあきらめてしまうような、そんな切ない厳しい時代なのでしょうか。

そしてイヌの話なのに、自分の家のネコたちと重ね合わせて読んでしまい、何の疑いもなく純粋無垢に自分を頼よってきてくれる我がネコたちも、きっと星守るネコなんだろうなあと思うと、とても切ない気持ちになりました。

 ちなみに「星守る犬」とは、夜空に輝く星を眺める犬のことを言っているらしく、おそらく手が届かないものを信じて、それでも一生懸命生きる姿を意味しているそうです。とても良いマンガだったので、気になる人は是非読んでみてはいかがでしょうか?お勧めです!

                     (助産師 寺島 典子)


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