娘たちの成長を肌で感じて・・・
2010年02月03日 スタッフ
こんにちは、看護師の中野です。
去る1月16日にアクロス福岡にて、上の娘が通っている大村ファッションデザイン専門学校のファッションショーが開催されました。
ショーだけを観ると、モデルさん達が様々なデザインの衣装を身にまとい華やかな、いかにもファッションデザインの学校らしいイベントでした。
だけど実際はショーに出す課題を制作することに日々追いつめられるような毎日で、時には教室で奇声をあげたり、机を両手の拳でバンバンと叩いたり、娘の話では「みんなの精神状態は極限に達していた!」らしく、ショーが終わるまで誰も「ここまでやれるとは思っていなかった」というほど感動的なショーでした。
私はというと、感動で溢れる涙を抑えることが出来ず、どうにか写真だけはと頑張りながら、なんとも出来の悪い写真ばかりを撮ってしまいました。
実はこのショーには下の娘もモデルで参加させていただきました
下の娘は上の娘のお友達がデザイン・製作をした洋服を着ました。
この娘は、去年の10月に高校を中退し私の心配事の一つでもありましたが、ステージで堂々とウォーキングする姿を見て「案外ちゃんと出来るじゃないの!!」とすごく嬉しくなりました。
母親としては二人の娘の成長を一度に味わうことができ、こういうのを一石二鳥というのでしょうか(笑)
ショーの為に下の娘はリハーサルに何度か、高速バスで福岡まで通い、よく頑張っていたと思います。
何より頑張ったのは上の娘です。
ショーの数日前はろくに睡眠を取ることも出来ない日が続いたらしく、フィナーレでモデルさんと一緒に登場した時は最初から最後まで泣きっぱなしでした。
その姿を見て、私もまた涙です。
専門学校に入学し一人暮らしを始めて10カ月、娘の口から驚くほど「感謝」と「ありがとう」という言葉が出るようになりました。
親というのは、子どもに意義のあるプレッシャーを与えることが下手くそだと思います。
少なからず私はそうです、だけどこのような機会を通して与えられたプレッシャーは乗り越えた時に一回りも二回りも子どもを成長させてくれるのだと痛感しました。
私の持論ですが、人生において一番自分の思い通りにならないのが「子育て」だと思っています。
今、目の前にあることばかりを見てしまうと途方に暮れることも多々ありますがその分、子どもの成長した姿を見ることが出来た時は感動もひとしおです。
親って、この感動を味わうために、壁にぶつかり子どもにぶつかっているんですよね、きっと・・・
あと一つ気付いたことが・・・「若いころの苦労は買ってでもしろ」という言葉がありますが買ってあげるのは結局、親の役目なのかなと・・・(笑)
ショーが終わった夜に、娘に労いのメールを送ったら、こんな返事が返って来ました。
「ママ、わざわざ来てくれてありがとう、あやかが賞をとったり、さえが賞をとったりしたのも嬉しかったけど、ママが来てくれたのが一番嬉しかった?ずっと、きつい毎日やったけど今日の為に頑張ってきてほんとによかった、本当にありがとう」
また涙です・・・
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