「年末大阪旅行」

“寒明け”などと申しますが相変わらず寒い毎日が続いていますね。今季は、さほど寒くない時期が続いていたので、この深々と冷えるこの寒さはとても身に沁みます、皆様は風邪などひかずにお過ごしでしょうか?

　さて私は昨年末、日帰りで大阪旅行に行ってまいりました。

その日はまず、朝6時に家を出て小倉駅へ行き、そこから新幹線で大阪へ向かいました。
9時頃には新大阪駅に着いて、環状線に乗り換え、まずは日本三名城の一つに数えられる大阪城を見に行きました。

ここは今、大河ドラマでも話題の黒田官兵衛が軍師として仕えた豊臣秀吉の居城で、その頃と同じではないにしろ、時の覇者が建築したお城だけあって、とにかく広い。最寄りの駅を降りるとすぐに大阪城の敷地内なのですが、そこから天守閣まで歩いて30分以上掛かります。
とにかく広大で、よくこんな大きなものを当時の科学力も技術力もない時代の人間が作ったなぁと感心するほど、堀から、石垣から、何もかもが立派な建築物でした。(もちろん現在のお城は現代になって再築されたものですが・・・)

そして城見物を終えると、次は地下鉄に乗って道頓堀へ。名物であるカニやら、フグやら、キャラメルやらの大きな看板を見て回ってから昼食へ。

これまた大阪名物の二度づけ禁止の「だるま」の串揚げを並んで待って食べました。
その後、時間が無かったので駆け足で「なんばグランド花月」へ。
西の笑いの中心「なんばグランド花月」は、実に多くのお笑い芸人を輩出している吉本興業のホームグランドで、そこで、前半は西川きよしさんやオール阪神・巨人さんの漫才、後半はよしもと新喜劇を見て、とにかく大笑いしまくりでした。
プロの笑いのリズムは本当に凄い。大阪ならではの会話のテンポの速さは凄いの一言に尽きますね。

お笑いの観覧も終わり、夕方には新世界を抜けて通天閣へと向かいました。
新世界にはいたるところに幸運の神様・ビリケンさんが居て、またいたるところに将棋を指せる将棋クラブがあって、歌などでも描かれている“王将”のどこか懐かしい情景がそこにはありました。
また、通天閣も高さはそれほどではないものの存在感は強く、何より正面から見たらどーんと企業の広告が掲げられているところが、さすが商魂たくましい大阪だなぁと思いました。

そんなこんなでノンストップで大阪を巡り、駆け足で新大阪駅まで戻り、これまた駅でバタバタと夕食を食べ、お土産を買い、19時発の新幹線で小倉へと帰ってきました。
大阪に滞在した時間は約10時間。
とにかく休む暇なしの弾丸トラベルでした。
天気が良かったことも幸いしましたが、日帰り旅行でもやる気さえあれば充実していっぱい観て回ることができるんだなぁと改めて感じる旅行でした。
ああ、本当に楽しかったです。　　

助産師　寺島法子