「ようこそ我が家へ♪」

皆さま、こんにちは!だいぶ肌寒くなり、空も秋から冬の色になってきましたね。

星が綺麗に見える季節はいいですね♪

さて、2週間ほど前の話になりますが…その日お昼からの出勤だった私は、のんびりと朝の支度をしていました。
生活音に混ざり、時折何か聞こえます。正体は分かっていました。
とりあえず聞こえないフリ…1時間後も同じ様に聞こえます。「これは捨てられたんだな」と思い、ベランダに出て階下を覗くと…駐輪場のバイクの陰からこちらを見上げて鳴いている一匹の仔猫がいました。「目が合ってしまった…」母猫がどこにも居ないのを確認して保護。
2年前に同じように保護した我が家の猫のことを思い出していました。

「ようこそ我が家へ♪」

ルーと名付けた推定3ヵ月のメスの三毛猫です。翌日連れて行った獣医さんから、衝撃的な話を聞きました。
「最近の母猫は乳離れした子どもをわざと捨てるんだよ。人間が拾ってくれそうなところに。『人間拾ってくれたらラッキー!』って思ってるんだよね。昼間子どもを捨てて、まだ拾われてなかったら夜回収しに来る。
そして別の場所にまた捨てるんだよ」
なんとも切ない話だと思うのと同時に、ほんの少し母猫の愛情も感じてしまいました。
母猫の住む野良の世界はきっと厳しいのでしょう。

あれから2週間が経ち、先住猫のフーと豆柴のコロとも仲良くやっています。
フーは母猫代わり。コロは良き遊び相手です。
ルーのお母さん!安心して下さい。貴女の娘は責任持って育てますよ(^^)

(助産師　主任　大坪　仁美)