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《我が家のちっちゃな図書館 Part.4》

2008年04月30日 スタッフ

今回紹介させていただく絵本は『こぐまちゃんとどうぶつえん』という本で、作者は 若山 憲(わかやまけん)さんで、こぐま社から出版されています。
こぐまちゃん&しろくまちゃんシリーズは、私の知る限りでは15冊とたくさんあります。あいさつ(ありがとう、おはよう、おやすみ..)に関する事や、遊びの色々や、行事(誕生日)などありますので、我が子が興味がありそうなものや、身につけさせたい等の理由で選んでみるとよいでしょう。

さて、この本の中身は、こぐまちゃんとしろくまちゃんが動物園へ行きます。しろくまちゃんの見たいのはぺんぎん、こぐまちゃんの見たいのはかばです。
見たいものをハッキリさせて行くわけです。きりん、ぞう、ふくろう、かば、さる、ぺんぎん、らくだと見て歩いて、最後に楽しいお弁当になります。

 

それぞれの動物に動きがあるというところが、この本の一番のみどころです。言葉のそえ方もとても良いです。きりんでは、地面に置いてあるみずを長い足を立てたまま長い首を下におろして飲んでいる姿を見て、「こっぷでのめばいいのに」、ふくろうでは、ひるま寝ていてちっとも動かない姿を見て、「なにもたべないとおなかがすくのに」というようになっています。特に、ぞうの大きなウンチを見て、「おおきいのがよっつある。ぞうさんおべんしょないの」というところや、かばの「かばがうんち ぴっぴっぴっ しっぽをふりまわしてる」のところは子どもたちの一番よろこぶところでしょう。 食べるということと、出す(排泄)ということは1、2歳児の関心のあるところです。
排泄を絵本にするなんて下品なと言わないで下さいね。子どもの喜ぶところと大人の喜ぶところとは、違うことがよくあるのですから。 うちの子が2歳くらいの頃にこの本を読んでから、動物園へかばを見に行きました。まっしぐらにかばのところへ行って、がばがウンチをぴっぴっとするまで長時間見ていました。本の通りにしっぽをふりまわしてぴっぴっをしたときの感動を、翌日、保育園の先生や友だちに一生懸命伝えていました。
最後のお弁当のページを見て、子どもはお弁当が4人前なのについて気がつきます。1、2歳児でも子どもは絵本の絵を本当によく見ています。こぐまちゃんとしろくまちゃんと一緒に食べているのは、こぐまちゃんのお父さんとお母さんかもしれないし、読み手の自分かもしれないし、色々と想像をふくらませていることでしょう。 もうすぐ5月になりますね。お天気の良い日はぽかぽかとあたたかく、過ごしやすくなりました。ぞうのウンチや、かばのウンチぴっぴっを見に、お弁当とこの本を持って動物園に出かけてみてはいかがでしょうか‥? (看護師:藤山かおり)

 


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