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子宮頸がんワクチンのキャッチアップ公費負担が終了します!!

2024年08月13日 スタッフ

〜いつかじゃなく「今」だ。〜
最近、子宮頸がんワクチンのキャッチアップ公費負担の終了についての広告をよく見かけます。

キャッチアップ接種の公費負担が2025年3月31日で終了します。
対象者は1997年4月2日から2008年4月1日生まれの女性です。
この期間に生まれた方の定期接種は国が積極的な接種の呼びかけを控えていたため再度公費での接種期間が設けられました。
その期間がもうすぐ終わってしまいます。



ワクチンは計3回の接種で6か月の期間が必要ですので、3回とも公費負担で接種するためには・・・
今年の9月末までに1回目を受けなければなりません!
もちろん当院でも多くの方が接種されております。
対象者の皆さん、保護者・ご家族の皆さん、ぜひ検討してくださいね。
ちなみに私の娘は14歳の時にワクチンを済ませました。良い性教育の機会にもなりました。

ワクチンだけでは完全に予防はできません。
またワクチンに抵抗がある、副作用があるという方もおられるかもしれません。

そのため二十歳を過ぎたら定期的な検診をお勧めします。
というのも私は21歳から検診を受けており、30歳手前で子宮頸がんの前がん病変である高度異形成の診断を受け治療をしました。
その後妊娠・出産し、今も検診を受けています。
検診のきっかけは看護師になりたての頃、患者さんから勧められたからです。今でもその方に感謝しています。

マザーキラーとも言われる子宮頸がん。検診は妊娠初期にも実施していますが、産後も定期的な検診に行ってほしいです。

以前わたしが勤めていた病院では子宮頸がんで子宮を摘出する方のほかに、お子さんや若いパートナーを残して旅立たれる方もいました。若い世代もかかるがんなのです。

先日そのうちのひとりのお子さんとばったり出会い、小学生になったその子がスポーツに打ち込んでいる姿を見ることができました。お母さん似です。

お子さんの成長がとても嬉しかった。と同時に、この姿を彼女が一番見たかっただろうなと。
子宮頸がんで命を落とす方がいなくなればいいと強く強く思いました。

いつかじゃなく「今」です。

助産師 久原


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