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産婆かあさんの子育て日記 Vol 55
2024年06月27日 スタッフ皆さんこんにちは。助産師の林です。
梅雨入りから早2週間がたち、毎日じめじめした日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?
我が家の紫陽花も年々大きくなっており、昨年は1~2輪しか咲かずさみしい思いもしましたが、今年は昨年以上の花が咲き、また先日実家から別種類の紫陽花の株をもらったので、横に植えるとかわいい花を咲かせました。
梅雨時期は何となく気分が滅入ってしまいますが、紫陽花を見ることにより「梅雨時期もいいなぁ~。」と思っている今日この頃です。
さて、前回立位での姿勢についてお話させていただきました。
今回は座位での姿勢についてお話させていただきます。
現在私たちの生活はほとんどが椅子に座った生活が多いのではないでしょうか。
我が家にも長椅子と回転椅子がありますが、子供たちが座ると気付いたら猫背の体勢になっています。
この座り方は「仙骨座り」と言われ、この姿勢を長く続けると背骨の正しいカーブが失われ、腰痛の原因にもなります。また、骨盤のゆがみや産道のゆがみの原因にもなります。
この姿勢は妊婦さんだけでなく、普段から浅く座っている方に多い座り方です。
皆さんも周りの方でこのような座り方が多いのではないでしょうか。
実は待合室で腰かけている患者様の中にもこのような座り方を多く見かけます。では、このような座り方にならないように座るにはどのようにしたらよいのでしょうか。
- まず、椅子に深く腰掛けます。
- 壁がある場合には寄りかかるように、この時、骨盤を立てるように腰掛けます。イメージとしては肩から胸部、背中、お尻が縦一直線になるように座りましょう。
- 骨盤を立てるとことがよくわからない方は、肛門を締めてみましょう。姿勢が悪いと締まりません。
- 正しい姿勢で座ると、呼吸が楽になります(仙骨座りは肺を圧迫してしまうので、深い呼吸がなかなかできません)。
- 最近ニュースで熱中症により救急搬送されたという情報が多々発表されています。冷房を上手に使い、水分をこまめに摂取しながら夏を乗り越えましょうね。
- もし、座っていて尾てい骨に痛みがあった場合、タオルをお尻の下に置きましょう。
いかがでしょうか。皆さんも正しい座り方でよい姿勢を作りましょう。ママさんだけでなく、パパさんも参考にされてください。
次回は、妊婦さんに多いマイナートラブルについてお話しますね。
助産師 林
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