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産婆かあさんの子育て日記 vol 54

2024年03月29日 スタッフ

皆さんこんにちは。助産師の林です。今年は例年に比べ桜の開花が遅く、今か今かと待ちわびていましたが、先日桜の開花宣言が発表され、季節がようやく春めいてきましたね。
皆さんはいかがお過ごしでしょうか?我が家の庭も先日ようやくチューリップの花が咲き始め、木にも新芽が出始めました。
いよいよ春本番、新生活が始まる方も多いと思います。気分を新たに楽しく過ごしていきたいものですね。



さて、最近外来で妊婦さんと接していく中で少し気がかりなことが…。それは「姿勢」です。

私はもともと日本マタニティフィットネス協会の産前・産後の認定インストラクターの資格を取得しており、外来でも計測時にストレッチ等のお話を行っております。
先日、zoomでの勉強会の時に、「最近の女性は全身ゆがんでいる方が多い。そのために難産の方が増えてきている。」とお話がありました。そこで、少し姿勢についてお話します。

もともと背骨はゆるいS字カーブになっていますが、妊娠中は大きくなったおなかを支えるためにこのカーブがきつくなります。

また、おなかを支えるために重心が後ろの傾くため肩回りが丸くなりやすいのです。

また、妊娠中は関節を緩める「リラキシン」というホルモンが出ます。そのため関節痛や腰痛を引き起こしやすくなります。
腰痛には骨盤ベルトがおすすめですが、その前にご自身の姿勢を意識していきましょう。


  1. 立った時、まず肩幅に足を広げます。
  2. おなかを引き締めます、と言いたいのですが妊娠中は無理なのでおしりを締めます。
  3. 背筋を伸ばします(身長が1センチ伸びるようなイメージで)。

その後、鏡で見たときに肩から腰のあたりに隙間が空いている方は「反り腰」になっている方が多いです。
反り腰の方は腰痛や関節痛、肩こりを起こす方が多いです。

ストレッチ法として



  1. 壁に寄りかかります。この時に少し両足を前に投げ出してください。
  2. 寄りかかった時に肩甲骨・背中・腰・おしりを壁につけます

立ち姿勢できつい場合は椅子に座って行うことをお勧めします。
(写真は手を挙げていますが、見せやすいようにしているので、ストレッチ時に手を上げなくてよいです。
ただし、手のひらを上にし、方の高さまで上げることで二の腕のストレッチになります。よかったら参考まで。ちなみにモデルは長女です。)

皆さんもよかったら試してくださいね。
これからも妊婦さんおすすめのストレッチ法等をお話していこうと思います。
ぜひ参考にされてくださいね。次回は座位での姿勢についてお話しますね。

助産師 林


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