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かけがえのない家族の話 

2024年03月22日 スタッフ

皆さんこんにちは。別れと出会いの季節ですね。嬉しい、寂しい、楽しみだけど少し不安…そんな感情が同居する時です。
いろんな感情も満開の桜を眺めると晴れやかな気持ちになりますよね!
蕾が少しずつ膨らみ始めました。今年も美しい花を見せてくれるのでしょう。楽しみです。

さて、我が家には今年10歳になる犬がいます。

豆柴のコロと言います。



これまで病気という病気もせず、とても元気で陽気なコロでしたが、今月初めに突然歩けなくなってしまいました。
立ち上がることも出来ず、ようやく座ることが出来ても「あれ?なんか歪んでる…?」という状態。
無理に歩かせようとすると、パタンと倒れてしまいます。本人も「なんで?」といった顔をします。

かかりつけの獣医さんに連れて行ったところ、「特発性前庭疾患」という脳の病気だと診断されました。
平衡感覚が侵されてしまうため、ふらつきや眼振、食欲不振といった症状が出るとのこと。「ずっと車酔いをしている感じ」といったところでしょうか。
特に柴犬、ジャーマンシェパード、ドーベルマンは遺伝的にこの病気を発症しやすいそうです。



「コロは全然番犬にならんね」と言われるくらい、柴犬特有の頑固さも、人や他の動物への警戒心のかけらもない犬に育ち、後に飼い始めた猫2匹のお世話も率先してやってくれるほど優しい犬でした。

動物同志だとわかるものなのでしょうか。コロに育てられた2匹の猫は病気のコロに対していつものじゃれ合いはせず、そっと寄り添って毛づくろいをしています。「猫の恩返しだなぁ」と思って見ています。

犬種にもよりますが、犬の寿命は平均して14~15歳程度だそうです。
人間に比べるとはるかに短い生涯ですね。

犬を飼っている方はこの中にも多くいらっしゃると思います。私たちは犬の一生に責任を持ち、その最期を見送らなければなりません。
とてつもなく辛く悲しい経験が待っていると思うと切なくなりますが、だからこそ短い一生を幸せいっぱいなものにしてあげないといけませんね。

さて、発症して2週間が経とうとしている最近のコロですが、症状に波があるものの食欲も戻り、こけることが少なくなって普段通り散歩に行けるまで復活しました。
今でも座る姿勢や走る時も斜めに傾いていますが、本人は真っ直ぐにしているつもりらしいです(笑)

この病気は残念ながら治癒することはありませんが、それでも生きてくれてることが嬉しくて、一層可愛さが増してます。
コロ!『換毛期で毛だらけやん!』とかもう文句言わないから、長生きしてね!

助産師 主任 大坪仁美


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