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最後の戦い
2024年03月15日 スタッフこんにちは。助産師の川上です。
寒さも和らぎ、春の訪れが待ち遠しい今日この頃。家の前の桜はいつ咲くかなとワクワクしています。
先日、息子が通う園で最後の相撲大会がありました。
6・10・2月場所の取り組みで各クラスの優勝・準優勝決めるクラス大会、そして各場所で優勝・準優勝を取った約20名が出場し「横綱」を決める学年大会と本格的です。
本物さながらの土俵も設備されていますし、行司もいます。子ども達が決めた四股名も楽しみの一つです。
息子は年少・年中ともに学年大会こそ出場しましたが一回戦敗退。
息子は同学年の中でも小柄です。
やはり体格が大きな子が有利なのか、横綱になる子は身長が高い大きな子。
そして毎年同じ子なので、さすがに「怖い。負けてもいい?」と当日まで弱気。
私も「いいよいいよ!今日幼稚園に行くだけでえらい!」と送り出しました。強豪ぞろいの大会なので、気持ちは痛いほど分かります。
一回戦は昨年あっという間に負けた相手だったのですが接戦の末 なんと勝利!
そこから息子の快進撃が始まりどんどん勝ち進みまさかの決勝戦まで進んだ息子。
トーナメント上ではいわゆる番狂わせが起き、今までの横綱達を倒し勝ち進んできた幼なじみとの決勝戦となりました。
自分よりも遥かに大きい相手に怯むことなく戦う姿はとてもかっこよく、年長さんらしい見応えのあるたくましい取り組みを見せてくれました。
決勝で負けてしまいましたがそれでも見事、準優勝の横綱を飾ることができました。
息子が悔し泣きをしている姿に思わずもらい泣き。
勝敗や順位を付けない教育へシフトしている現在。
結果だけでなく経過を褒めることも大切なことですが…勝つことで日常生活では得られない高揚感を得ること、負けたことで感じる悔しさを身をもって体験すること。
勝った子には惜しみない激励を。
負けた子には悔しかったよね、と共感できる心を。
次はどうやったら勝てるかな?
家庭では教えることの難しいことを教えてくれた幼稚園に感謝です。
相撲大会を通して多くを学んでくれたであろう息子。
心を動かされた大感動な一日で終わる……はずでした。
戦いを終え土俵を降りてきた息子にさぞかし悔しかったろうとねぎらうともう涙はどこにもなく「今日は焼肉屋さん行くんよね?ほんとにSwitch買ってくれるん?」と感動を一瞬で吹き飛ばしてくれた息子。
気持ちの切り替えは優勝でした。
そんな息子ももうすぐ卒園。
私にもたくさんの経験をさせてくれた息子に感謝を伝える日にしたいと思います。
助産師 川上
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