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妊婦さん必見!年末年始気を付けて!!

2021年12月11日 スタッフ

皆さんこんにちは、助産師の大坪です。師走も半ばとなり、イベント盛りだくさんな年末が近づいてきました。
それに伴い美味しいものを食べる機会も多くなりますね。

毎年恒例なのですが、年末年始の妊婦健診では体重増加を指摘される妊婦さんが非常に多くなります。
ほぼ全員と言っても過言ではありません。



妊娠中の体重増加は様々なリスクを伴います。
妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病、微弱陣痛になり更には余分な脂肪が産道についてしまうせいで、赤ちゃんが産道を通れず難産。

おまけに大きくなった身体を支えるために、過度に負荷がかかった股関節や膝、腰の痛みに産後も悩まされたり、産前の体重に戻らずスタイルが崩れたままだったり…その代償は決して小さいものではありません。
体重コントロールが上手くいかないと、陣痛が来ているにも関わらずお産が全く進まず、ママの体力だけが消耗されていき、2日間眠れずに苦しんだ上帝王切開になったり、頑張ってお産が出来ても、傷が大きく出血多量で結局は大きな病院に搬送になった例も実際にあります。

側で産婦さんを診ている私達は、早く痛みから解放してあげたいと思うのですが、妊娠中についた脂肪を取り除くことは不可能です。
妊婦健診時に『体重気を付けて!』と煩いほどお伝えしているのは、当院で安全なお産をして頂きたい、産後も楽しく育児して頂きたいという思いがあるからなのです。

とは言え、楽しいイベントで自分だけ食べられないと何だか寂しいですよね。

ここは工夫して楽しみましょう!

クリスマスのチキンは油で揚げたフライドチキンより、オーブンで焼いたローストチキン(鶏皮は除いてくださいね)、よりカロリーを抑えたいなら鶏胸肉を使用した鶏ハムはいかがでしょう。
意外と簡単に手作りできます。


このローストチキンは2020年のクリスマスに当院でお出ししたものです


その他肉料理は、赤身の牛肉もヘルシーです。
牛モモ肉を使用したローストビーフ、ヒレ肉のステーキも良いですね。

彩り良いサラダはおしゃれですが、身体が冷えやすい生野菜に油たっぷりのドレッシング、ポテトサラダのマヨネーズなどはNGです。
野菜はポトフやミネストローネにすると、ヘルシーでスープに溶け込んだ栄養素も逃さず召し上がって頂けます。



ケーキは乳脂肪入りの生クリームがたっぷりのったスポンジケーキより、シフォンケーキに豆乳を使用したホイップクリームと果物を添えて。フルーツメインのタルトや糖質が抑えられたチーズケーキを選ぶと良いでしょう。
写真は手作りのレアチーズケーキです。

クリームチーズ、豆腐、ヨーグルト使用し、砂糖は使わずバナナで甘味をプラスしました。
飾りをそれっぽくするとクリスマス感が出ますし、カロリーも糖質もかなり制限できます。

お正月のおせち料理は、日持ちさせるためにふんだんに砂糖を使用した糖質オバケです。

でも縁起物ですので、召し上がるときは量と食べる順番に気を付けてみましょう。
先に紅白なますや数の子、お雑煮の野菜(お餅は多くても2個まで)を食べることで、血糖の急上昇を避け、食べ過ぎをストップしてくれます。
いずれにしても腹8分目を心掛けてくださいね。

そして年末年始も①体重計には毎日乗る②1日15〜30分程度の軽い運動(息が少し上がる程度)③寝る前3時間は食べない④睡眠時間は7時間確保することを守ってくださいね!それでは楽しい年末年始お過ごしください♪

助産師 主任 大坪仁美


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