お子様のお口の健康のために 1
2007年09月28日 マネージャー先日、いたや小児歯科の板家隆院長先生にお越しいただき、ベビービクス茶話会のお母様方に歯の健康についての講演をしていただきました。
先生のお話の中で気になったのは、イオン飲料水についてです。 イオン飲料水を多くのお母さん方は身体に良いと考えているとのことですが、組成は経口維持輸液に比べて電解質はやや低値か、同等であるため、下痢や嘔吐による脱水の際には良いとされていますが、通常の食事をしている乳幼児に与えると電解質が多くなりかえってのどが渇いてしまうとのことです。
またイオン飲料水は糖分の濃度が高く甘味がより強いので、口の中に残存するとむし歯の原因になるそうです。
寝る前や夜中起きた時に与えるとますますむし歯がすすむことになるそうですよ。
実際、私がずっと以前に独身の頃勤めていた病院で、3歳の子が電解質異常で入院してきました。その子は○カリスエットが大好きでいつも飲んでいたということでした。とても怖いことです。
ベビービクスをしている時、水分補給をされるときイオン飲料水をあげておられる方をお見かけすることがあります。今、市販でベビー用(?)のイオン飲料水を見かけますが、まさにベビー用だから身体にいいと判断してしまうのだと思いました。
私はできるだけ赤ちゃんにはお水か、お茶を飲ませてね。と、お話します。赤ちゃんは賢いのでおいしいほうが好きです。水もお茶もイオン飲料水に比べたら甘くないですよね。だから率先してお茶や、水などは飲まないのです。 私達もご飯のときにジュースなど甘い飲み物を飲みながらご飯は食べませんよね。
赤ちゃんだからといってご飯のときにジュースやイオン飲料水など甘いものをあげているとそれだけでお腹がいっぱいになり、ご飯も進まなくなくなります。
お茶を嫌がるからあげない、ではなく、これしかないと・・ご飯の時はお茶・・と言い聞かせるのも大事なことです。赤ちゃんにはなんでも好き嫌いなく食べて大きくなってほしいと思いますよね。
お母さんの妥協がわがままになっていることもあるということを忘れないでください。
あと、歯磨きのコツ、おしゃぶりについてなど興味深いお話しをしていただきました。また追ってご紹介いたします。
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