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お正月

2007年01月27日 キッチン

2007年元日の朝に当院でもおせち料理の特別メニューで入院患者様をおもてなしいたしました。日本のおせち料理には子孫繁栄(かずのこ)五穀豊穣(田作り→田を作る)や長寿(えび→腰が曲がるまで)を祈願する縁起が込められた料理になっています。

 

 

 

ところでお隣の韓国ではお正月に「トックッ」という韓国風お雑煮を食べるそうです。トックッとは棒状のもちを薄く水に漬け柔らかくし、肉と野菜で炒めスープで煮ます。味付けは醤油、塩、すったニンニクで調味します。日本のお雑煮と大きく違うのは、日本のもちはもち米ですが、韓国はうるち米で作るようです。トックッを食べると1つ歳を取ると言われています。

お正月って独特の雰囲気がありますよね。料理も大事ですが、周りの雰囲気作りにも力を入れて、コーディネイトしてみました。患者様のお手元にも厨房スタッフで作った小さなお品書きを1人1人にご用意してみました。

メニューボードには凧を飾ったり、金や赤の色を用いて『めでたい色』にもこだわって飾りました。

 

今年は手作りの鏡餅や後ろにあるお花、松、竹、 梅もスタッフの自宅や山から取ってきて自分達で生けてみました。お正月のお花で南天が使われるのは縁起のよい色である赤い実をつけているからだそうです。また「難を転ずる」とも言われております。
鏡餅の上に『だいだい』(代々の音が通じて縁起のよい果物として用いられる)と下に引いてあるのが『ゆずり葉』で「代々譲る」という意味が込められているそうです。

松竹梅はめでたいことによく使われますが、
松 → 年中葉を落とさない常緑樹であるため永遠の命を象徴

竹 → まっすぐ伸びる純粋な姿と正しい節目が節操を象徴

梅 → 厳寒の中で芳香ただよう高潔な花咲かせるから

と日本のお正月には昔から数々の言い伝えが込められています。改めて奥深さを感じます。
2007年が皆様にとって健康で幸せな1年である事を心からお祈り申し上げます。

                                                                                     (キッチン 河内 典子)


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