みちおかごはん「秋の味覚 きのこ」

酷暑の日々は終わりを迎えたようで夕方空を見上げると雲がすっかり秋の雲になり始めていますね。
日中はまだまだ暑いですが日が落ちると風が心地よく感じられるようになりました。
季節が変わり味覚の秋、食欲の秋がやってきます。

今回は秋に旬を迎えるきのこを使ったレシピを紹介します。
きのこにはしいたけ、しめじ、エリンギやまいたけなどたくさんの種類があります。

きのこは食物繊維が多く含まれ便秘の解消、低カロリーである特徴があり、体重の増加が気になる方は積極的に摂りたい食材です。
しいたけにはカルシウムの吸収を助けるビタミンDが含まれており、エノキやしめじなどには疲労回復に効果があるビタミンB1が多く含まれています。

きのこは旨味成分のアミノ酸を含み、特にしめじはこれらをバランスよく含むため味の良いきのこと言われています。
調理をする際にはきのこの風味が飛んでしまいますので野菜のように水でしっかり洗わず、ちりやほこりを落とす程度にしましょう。

今回紹介するレシピはしいたけの肉詰めときのこのマリネです。
しいたけの肉詰めの肉だねにはひきわり納豆が入っています。
納豆の原料である大豆にはカルシウムが含まれ、しいたけに豊富なビタミンDと摂るとカルシウムを効果的に吸収できます。
納豆嫌いな方にもおすすめです。

きのこのマリネはあと一品ほしいときに簡単に出来ますので是非お試しください。

「しいたけの肉詰め」

生しいたけ 3つ
鶏ミンチ70g
ひきわり納豆 1/2パック
ネギみじん切り 大さじ1
片栗粉 小さじ1
料理酒 大さじ1
塩こしょう 少々

①生しいたけは軸を落とす。
②ひきわり納豆は付属のタレとよく混ぜ合わせる。
③鶏ミンチ、塩こしょう、ひきわり納豆とネギみじん切り、片栗粉を加えてよく混ぜ合わせる。
④しいたけのかさの裏側(ひだがある方)に片栗粉(分量外)を軽くはたく。肉としいたけが離れにくくなる。③の肉だねを詰める。
⑤熱したフライパンに油をしき、肉側の方から焼く。ひっくり返して少し焼き、酒を振って蓋をし、蒸し焼きにする。
⑥お好みで大根おろし、ミニトマトや練り梅と大葉を盛り付ける。

「きのこのさっぱりマリネ」

お好きなきのこを準備してください。
種類が多いほど旨味が増します。
(写真はしめじ、まいたけ、えのき、エリンギ、生しいたけを使用)

石づきを取り、小房に分けます。
しいたけやエリンギはスライスします。
油で炒めて、マリネ液に30分ほど浸けたら完成です。

(マリネ液)2人分
だし 25cc しょうゆ 小さじ1
酢 大さじ3 砂糖 大さじ2 塩 少々

うだるような夏の暑さも穏やかになったかと思えば
もう秋がやって来て温度変化に体がついて行くことが大変ですが
栄養のあるものをしっかり食べ体調を整えていきましょう!

(キッチン 管理栄養士 石島 理恵子)