初夏の野菜

風薫る五月、ようやく例年の暖かさになってきました。
ゴールデンウィークも終わり、疲れが出てきているのではないでしょうか。
さて、今回は初夏の野菜についてご紹介します。

夏の野菜といえばきゅうり、トマト、とうもろこし、枝豆、なすなどがあげられますが、これらの野菜は太陽の光をたっぷり浴びて育ち、ビタミン類、カロテン、カリウムなどがたっぷり含まれ、また、夏バテを解消してくれます。
きゅうりはほとんどが水分で、ビタミンCが含まれており、体を冷やす効果があります。
トマトはリコピンを多く含み老化防止の効果があり、脂肪を燃焼させるビタミンB6を含む野菜です。
とうもろこしはコレステロールを下げるはたらきがあり、食物繊維がセロリやふきより多く含まれます。
枝豆は大豆の未熟豆でビタミンB1が多く、疲労からくるスタミナ不足を解消してくれます。
なすはきゅうりと同じく水分を多く含みますが、ビタミン、ミネラルなどがバランスよく含まれています。
我が家では毎年なすを素揚げし、甘酢につけて食べています。
夏の疲れた体になすの水分とお酢が体に染み渡りすっきりします。
また、とうもろこしや枝豆なども茹でて、そのもの自体の味を楽しむこともできます。
夏野菜をサラダだけでなく一手間かけて食べられてはいかがでしょうか。

(キッチン 栄養士　田邉富貴子)