郷土料理
2013年08月21日 キッチン連日、猛暑日が続き、どうにかなってしまいそうな暑さですね。
先日は小倉南祭があり、夏の見納めに花火をみながら帰宅しました。
このまま暑さも少しおさまってくれるといいんですが…。
みなさん、水分補給はこまめにしっかりととって、熱中症には気をつけて下さい。
今年は自宅にいても熱中症になる人も多いみたいです。
冷房は27度に設定して、身体も冷えすぎないようにして下さい。
さて、今回は当院でもお出ししている鹿児島と宮崎の郷土料理をご紹介します。
まず鹿児島県奄美群島で作られる郷土料理といえば鶏飯です。
鶏飯は、奄美群島が薩摩藩の支配下に置かれていた頃、島民が薩摩藩の役人をもてなし、役人の気持ちを少しでも和らげさせようと祈るように作られた料理です。
当時、貴重だった鶏を1羽つぶし、丸ごと無駄なく使う先人たちの生活の中の知恵から生み出された料理のようです。
ご飯の上に具を載せ、熱い汁をたっぷりかけていただきます。
当院では生姜や玉ねぎなど、たくさんの野菜とヘルシーなささみの部位で、じっくり時間をかけて出しをとっています。
野菜からでるほのかな甘みと生姜の効いた出汁は、寒い冬はもちろん、暑い夏でも食欲をそそります。
次に宮崎県の代表的な郷土料理の冷や汁です。
焼いたあじ、イワシなどの近海魚をほぐし、焼き味噌をのばした汁に、豆腐、きゅうり、青じそなどの薬味を入れてアツアツのご飯にかけて食べる夏の名物料理です。
その起源は鎌倉時代で、僧侶によって全国に流布したと言われ、気候風土に適していたと思われる所にのみ残ったとされています。
時代の推移とともにいろいろと形が変化していますが、原形に違いないと思われるのは宮崎県のみです。
交通が不便だったため、他の影響を受けずに現在に伝えられたとされています。
当院では本来ご飯にかけて食べるところを、一口そうめん風にお出ししております。
この夏の暑い日にツルッと食べられる貴重な料理です。
またお出しも、鮪とかつおと昆布で濃いめにとって、お汁まで美味しく頂けるよう仕上げてます。
夏の期間限定のメニューです。
どちらもこの暑い中食べやすいメニューになっております。皆様も、食欲減退しがちなこの季節を、料理に一工夫して乗り切りましょう。
(キッチン 管理栄養士 星子逸美)
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