みちおかごはん「2023 端午の節句」

5月に入り、お天気の良い日が続きましたね。鯉のぼりが気持ちよく風に乗り泳いでいる光景を目にすることができました。

さて、5月5日は端午の節句です。子供達の健やかな成長を願い、旬の食材を使った特別ディナーをお出ししました。

前菜の鯉のぼりは、鶏肉で作った松風焼き、スパイスの効いたミートローフで作りました。
カラフルなパプリカやはんぺんなどで見立てた吹き流しも添えました。
五色の吹き流しに使われている色は〝あらゆるものは「木・火・土・金・水」の要素からなりお互いに影響を与え合う〟という陰陽五行説からきています。五色の「青(緑)・赤・黄・白・黒」は「木・火・土・金・水」を表し、揃う事で魔除けになると言われています。
春巻き兜にはクリームチーズとクルミを詰め、カリッと焼き上げました。あやめは紫キャベツで色付けした求肥をみたらしのタレで、そら豆は素材の味を楽しんでいただく為、ソテーにしました。

メイン料理は豚肉のヒレを使用したステーキでとても柔らかく、醤油ベースのハニーマスタードソースで召し上がっていただきました。

ごはんは角煮とたけのこを使用したおこわで、兜に見立てました。少しもち米が入っているのでもちもちした食感になっています。
サラダはカラフルなフルーツパプリカやミニトマトなどをのせ、人参のドレッシングで仕上げました。

お魚料理は勝負に縁起が良いとされるカツオを使用しました。みょうがや新生姜など薬味をたっぷり使ったソースです。
合馬のたけのこは磯の香りが広がるあおさと一緒に木の芽味噌を添えました。
ほんのりピンクのエビ団子はお吸い物にしました。

デザートは生クリームを使用せずヨーグルトクリームと豆乳クリームで仕上げた抹茶のムースです。上には、蒸しパンとあんこで作った金太郎を添えました。

クマに見立てたココアのシュークリームの中にはあんこのクリームが、鯉のぼりはどら焼きの皮にずんだ餡を巻きました。アイスはあまおうのアイスで兜に見立てお作りしました。
お夜食には子孫繁栄として縁起の良い手作りの柏餅をお出ししました。

特別ディナーを楽しんでいただき、一層会話が弾まれていました。
お子様がすくすく元気に成長される事をスタッフ一同願っております。

キッチン　キャップ　田邉富貴子