みちおかごはん「寒天」

汗の止まらない暑さの厳しい日が続きます。ついつい冷たいものを取りすぎて胃腸が疲れ、食欲がない方がいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は、喉ごしが良い寒天を使用した料理をご紹介します。

寒天はテングサやオゴノリといった海藻類でできています。食物繊維が豊富で水分を吸収する性質を持っています。胃の中で食物繊維が水分を吸収し膨らむため、満腹が得られ持続されるので、エネルギーを抑えるとともに食べ過ぎ防止にも役立ちます。

煮こごり風

材料

粉寒天・・・4g　　干し椎茸・・・4枚　　人参・・・2分の1
(A)
　　醤油・・・小さじ1　みりん・・・小さじ2
ささみ・・・2本
(B)
　　酒・・・大さじ1　　塩・・・ひとつまみ
三つ葉・・・5本
だし汁・・・500cc
(C)
　　みりん・・・大さじ2
　　醤油・・・小さじ1

作り方

1. 干し椎茸は水で戻し薄切りにする。人参は細めの千切りにし、椎茸と戻し汁、水を鍋に入れひたひする。そこへ(A)を加え、汁がなくなるまで煮る。
2. ささみは筋を取り除き、(B)を振りラップをかけ、電子レンジで2分加熱する。冷めたら食べやすいように手で割いておく。
3. 型に煮た椎茸と人参、ささみ、ざく切りした三つ葉を入れ混ぜ合わせておく。
4. だし汁に(C)と粉寒天を入れ沸騰させる。
5. 具の入った型に寒天液を流し入れ、あら熱が取れたら冷蔵庫で冷やし固める。

豆乳寒天

材料

豆乳・・・300cc　　粉寒天・・・2g　　だし汁・・・200cc
醤油・・・大さじ1　　みりん・・・大さじ1
カニカマ・・・適量　　枝豆・・・適量

作り方

1. 鍋に豆乳と粉寒天を入れ中火にかけ、混ぜながらひと煮立ちさせ弱火にする。1分ほどよく混ぜ寒天を溶かす。
2. あら熱をとり容器に入れ、冷蔵庫で冷やし固める。
3. だし汁、醤油、みりんを鍋に入れひと煮たちさせ、水溶き片栗粉でとろみをつけ冷やす。
4. 豆乳寒天が固まったら餡をかけ、カニカマや枝豆をのせる。

かぼちゃの水ようかん

材料

かぼちゃ・・・4分の1　　水・・・300cc
粉寒天・・・2g　　砂糖・・・100g

作り方

1. かぼちゃは種を取り除き、ひと口サイズにカットする。耐熱容器に並べ、ラップをかけ電子レンジで3分加熱する。熱いうちに皮をむいて裏ごす。
2. 鍋に水、砂糖、粉寒天を入れ火にかけひと煮たちさせる。そこへ裏ごしたかぼちゃ300gを加え混ぜ合わせる。
3. お好みの容器に流し、冷蔵庫で冷やし固める。

寒天をしっかり固めるためには一度沸騰させることが大切です。簡単に作ることができるので具材を変えて試してみてはいかがでしょうか。

キッチン　キャップ　田邉富貴子