束の間のドライブ
2007年05月10日 院長ゴールデンウィーク前半のある日の午後、ほんと久しぶりにまとまった時間がとれ、家内と中1の娘、小4の息子を連れて山口県の宇部市までドライブに行ってきました。宇部市は私が医学部の学生時代から大学院生時代まで、昭和60年頃から平成7年春までを過ごした街です。何か用事があったわけではなく、ふと子供たちに自分がかつて住んでいた街を見せてやりたくなったのです。
宇部に着いてまず医学生時代に住んでいたアパートを探しました。当時は周りは田んぼで夏の夜は蛙の大合唱がBGMだったのですが、今は新しい大きな道路がすぐ側を通っており景色が一変していました。それでもアパートを見つけたときはなんだかうれしかったですね。
それから新婚時代に住んでいたマンションに行きました。これはすぐわかりましたが、家内が生まれて間もない娘をベビーカーに乗せてよく行っていた手造りパン屋さんやクリーニング屋さんがなくなっていました。家内はちょっと残念そうでした。
夕食は「オールドスパイス」という知る人ぞ知るカレーの専門店に行きました。ここのカレーは学生時代から大好きでしたが、なにせカレー1皿2500円前後するので貧乏学生だった私はめったに食べられませんでした。十数年ぶりに入った店内はアンティークな雰囲気も当時のまま、そしてカレーもほんとにすばらしく美味。多分これ以上のカレーには生涯出会えないのではないかと思うほどおいしいです。今度はいつ食べられるかわからないので、ついついおかわりまでしていっぱい食べてしまいました。
最後に娘が産まれた病院に行きました。娘が産まれたころは自分は大学院で朝から晩まで研究の毎日でした。宇部興産中央病院という病院ですが当時ここの産婦人科に私の先輩が勤務しておられ、その先輩にお願いして家内の出産は自分がとらせてもらいました。不思議な縁ですが、その先輩とは現在小倉南区で不妊専門クリニックをされておられる石松先生です。自分も石松先生も小倉で開業医になっているとは、そのころは夢にも思ってなかったことです。ちなみにこの宇部興産中央病院も最近の大きな病院の流れの中、既に産科部門を閉鎖したそうです。ちょっぴり寂しい気持ちになりました。帰り道にスタッフへのおみやげに安部総理就任を記念して作られたという山口の新名物?「晋ちゃん饅頭」を買って、宇部の地をあとにしました。 こうして私の束の間のドライブが終わりましたが、リフレッシュできてなんだかとってもいいひと時でした。子供たちに自分がかつて住んでいた街を見せてやりたかったのではなく、本当は自分が一番行ってみたかったのでしょうね。
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みちおかレディースクリニックは
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お母さんと赤ちゃんの第2の家を
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「病院(ホスピタル)」の語源は「ホテル」と同じ「ホスピス(宿)」と言われています。
だからこそ、私達は物心両面で、みなさまの出産、育児のサポートを行い、人のぬくもりを感じる家でありたいと思っています。