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シャンパンの王様ドンペリニョンのお話

2007年03月06日院長

ご存知の方は多いでしょうが、当院では節目の分娩の時にドンペリをあけてお祝いをしています。先日記念すべき1000例目の分娩を「森　幸様」とその時一緒に入院されておられた皆様でピンクのドンペリ“ピンドン”で乾杯しました。

さてみなさんはスパークリングワインとシャンパンの違いをご存知でしょうか?

写真　1000分娩達成のときのドンペリです

スパークリングワインは「泡の出るワイン」の総称、つまりフランスのシャンパン、イタリアのスプマンテ、ドイツのシャウムヴァインなどもすべてスパークリングワインの一種ということになります。ただし、フランス産の「泡の出るワイン」がすべてシャンパンではありません。フランスのシャンパーニュ地方で、しかも由緒正しい製造過程を経て造られたものだけをシャンパンと呼ぶのです。そしてそのシャンパンの代表格として君臨するのが『ドンペリ』なのです。ちなみにドンペリニョンは17世紀の修道僧の名前です。この人がシャンパンの発明者との説もありますが、実際は発明者というよりもシャンパン製造の技術開発に大きく貢献した人と言う方が正しいようです。そうそう、私がこうしてドンペリのうんちくをたれていると、さぞかし大酒飲みだと思われる方もおられるでしょう。が、実は私は本当はアルコールが全然ダメです、まったく飲めません。情けない話なのですが、グラス一杯のドンペリは私にはほぼ致死量に等しいくらいなのです。